ワイルドスピード3はハリウッドの見た東京ドリフト族風俗、サントラ・サウンドトラックはTERIYAKI BOYZの珠玉
ワイルドスピード3、結構面白かったなぁ。さすがハリウッドが創るとチューニングカー映画もここまで撮れるという見本のようなワイルドスピード3。原題は「The Fast And The Furious - Tokyo Drift」、邦題はワイルドスピードになったけど、まぁ及第点の翻訳かなぁ。とにかく見所も盛りだくさんだけれどサントラ・サウンドトラックがいい。ワイルドスピード3の本編イントロと終焉でかかるトラック#2はいかにも「アメリカの日本」を出したミックスで面白い。サントラ・サウンドトラックとしては「ちょっと前の」という感じになるけれど、西海岸のアジアンテイストがそこらじゅうにちりばめられているのだ。ワイルドスピード3、セブンやらZ、ランエボの走りにも注目だけれど、サントラ・サウンドトラックにも大注目なのだ。バリバリにチューニングされたRX-7やZが疾走する爆音、サントラ・サウンドトラックの混ざり合いがワイルドスピード3の魅力かも。
ワイルドスピード3のサントラ・サウンドトラック、今のアメリカ西海岸の音楽シーンがよく見えて楽しい。DJ Shadow FeatのサントラNo2はアジアンガールラップの極めつけだし、Teriyaki BoysのCho Largeは、ジャパンラップとサンセットラップの合作って感じ。ワイルドスピード3の「裏社会っぽい悪さ」、アメリカでいうと確かにこんなサウンド。ワイルドスピード3にブラックな香りをバリバリに表現しているのがサントラ・サウンドトラックNo11のDon Omarかなぁ。これ、怒鳴り系なんだけど、ちょっとマイアミラップが入っている感じだし、シカゴ系とも言える。ワイルドスピード3には黒人は主人公的には出演しないけれど、かなりブラックなナンバーなのだ。この辺り、ちょっとワル系のZ乗りにバッチリはまるなぁ。ミックスもカンペキ、リズム系もガンガンにきいていていい。ワイルドスピード3のサントラ・サウンドトラックの聞き逃せないナンバーだ。
ワイルドスピード3のサントラ・サウンドトラックの中でも変り種なのが12トラック目のBryan Taylorもの。こりゃ本当に西海岸ロックバリバリなのである。コギャルやデビュー間もないオニイチャン達にはどうか。ワイルドスピード3のサントラ・サウンドトラックというよりも、90年代のボンジョビとか、あるいはガンズを思い出すなぁ。いかにも西海岸の突き抜けたサウンドが楽しめるのがこれ。ワイルドスピード3、サントラを締めるのはトラック14のGriftsでしょう。ちょっと変な言い方だけれど、西海岸のイージーラップ・イージーシャウトってのがこれ。メロディはあくまで流れるように、テンポも妙に変調しない、シチュエーションとしては夜の首都高速の「流し走り用」って感じでしょ。ワイルドスピード3、改造車のディテールに目を凝らして観るのもいいのだけれど、サントラ・サウンドトラックにも注目してほしいなぁ。